栗原 陽子様
こんにちは。
当会のホームページのご利用誠にありがとうございます。
今回担当させていただきます相談員です。
ご質問拝読致しました。CT検査などによる放射線の影響が心配ということですね。
今まで掲示板には多くの方々が来られました。やはり同様にお子様の放射線検査での
影響を心配される方がよく居られます。
日常的なことではない放射線のこといろいろ心配されることと思います。
>私の息子は3歳の時に頭痛をいい頭のCTを一度撮っています。今高校2年生で、歯科より親知らずを抜くのに歯周囲のCTを撮る予定になっています。
>撮影してくれる先生に放射線が少しでも少なく、と伝えた方がいいでしょうか。
>3歳の時は何も知識がなくてお医者さん任せでした。これからもCT撮影の時に、撮る人に放射線少なくしてください。
>と言った方がいいですか?気にしないてもいいですか?
お子様への放射線被ばくの影響なども気になり、いろいろと心配されるお気持ちをお察し致します。
当会の被ばく相談にもそのようなご相談を多数受けております。
まずは、放射線の量に関して少し説明をさせていただきます。
放射線にも電気などを同じで「量」というものがあります。
必要に応じて「量」を使い分けて撮影を行っています。
CT検査もいわゆるレントゲン写真(健診で胸などを撮影する)と比べると使用する放射線の量が多いのは事実です。
その中でも体が小さいお子様の場合は線量を調整して撮影を行っています。
機械にもそのように体形に合わせて撮影をするような機能が装備されていますし、我々診療放射線技師が小児の場合は少ない「量」で撮影を行うように調整をしています。
これは我々診療放射線技師の重要な役割です。
また、歯周囲のCTを撮影する装置は「歯専用」のCT装置と思われます。
歯専用のCT装置はコンパクトで使用する放射線の量も少なく、機械的に必要以上の放射線量を出すことは出来ません。
特に申告するこことなく、少ない放射線の量で撮影を行っていますので、その点はご安心ください。
>頭のCTは一生に何回まで。とかって決まってますか
医療における放射線検査で回数制限はありません。
理由としては、医療での放射線検査は「診療上必要」と判断された場合のみに行います。
身体の状態を知るための被ばくということで、、回数制限などは設定をしておりません。
>マンモグラフィーは一生に何回までって決まっていますか?
マンモグラフィーも同様で回数制限などはございません。
毎年、健診などで撮影されてますでしょうか?
小生は男性ですので、実際に撮影されたことはありませんが、撮影での圧迫で痛みを伴うこともあると思います。
日本人女性の乳がん罹患数は年々増加しておりまして、がんの中で最も多くなっています。
健診で早期発見をして頂くためにも、定期的な健診を推奨しています。
もし、ご不明な点がございましたら、遠慮なくご返信くださいませ。