ヨシ様
ご不安のなか、返信が遅くなり申し訳ありません
お子様の症状は、安定しているとのことで、安心いたしました。
ご相談の回答です。
まず、腹部のレントゲンを二枚撮った事による被ばく量についてです。
これに関しましては、はっきりとした数値で表すことは難しいものになります。
理由は、患者様によって、レントゲンを撮影するときの線量が異なるためです。
同じ腹部レントゲン検査にしても患者様によって体格が異なるため、異なる線量で撮影します。
我々、放射線技師はその年齢・体格に合った最適な線量で撮影しております。
腹部レントゲン検査を立った状態と寝た状態で、二回行ったとのこと。
その回数分、被ばくする線量は増えてはおりますが
お子様にとって必要な検査であり、最適化された線量で行っていると、ご理解いただけると幸いです。
次に腹部レントゲンによる健康影響についてです。
インターネットで検索すると被ばくの影響に関しては様々な記事が出てくるかと思います。
その中でも上位に来るのは発がんに関してではないでしょうか。
一度に大量に被ばくすることによって発がんのリスクが上がることは原爆等の調査結果で判明しています。
一方、今回ご相談をいただいている腹部レントゲン検査での被ばく線量は比較的小さく、撮影範囲も腹部に限局しており、これにより発がんする可能性は非常に低いと言われています。
発がんのリスクというものは身近にも多く潜んでおり、喫煙やアルコールの大量摂取、食生活の乱れや睡眠不足もリスクであるといわれています。
今回のレントゲン検査の被ばくによるリスクはこれらと比べても小さく、
お子様の身体に何らかの健康影響が出る可能性は非常に小さいと考えます。
ヨシ様も安心していただいて大丈夫かと思います。
ご回答は以上になります。
ご質問に答えられていないところや、分かりにくいところなどあるやもしれません。
疑問点などありましたら、またいつでもご返信いただけると幸いです。
相談員